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熱中症の発見のポイントはワンちゃんの呼吸の状態です。日ごろから安静時、お散歩時、運動時などの呼吸数や呼吸の深さなどをよく観察しておきましょう。特に運動をしていないのに、走り回った後と同じような呼吸をしていたら要注意です。
お家の中やお散歩時、旅行時などに異常が生じた場合など、すぐに相談できるよう動物病院の情報は家族みんながわかるようにメモしておきましょう。 休診日や夜間の場合でも対処してもらえるよう、普段から調べておくことが重要です。また、意外と盲点なのがお昼休み。動物病院はお昼休み中は手術などで電話がつながらなくなることがあります。お昼休み中の救急の場合はどうしたらいいか、前もってかかりつけの先生に相談しておくとよいでしょう。
家の中で窓を開けていたとしても安心してはいけません。真夏の室内は、ビニールハウスのようにとても暑くなります。長時間様子が見られない場合、お部屋の気温管理はしっかりと。電気代よりも大切なもの。しっかり守ってあげてください。
水分不足により血流が悪くなり、熱中症になりやすくなります。脱水があると、熱放散つまり冷却メカニズムがうまく作動せず、より熱中症を悪化させるのです。お出かけする際はもちろん、家にいるときもこまめに水分補給しましょう。
外気温と実際に動物が感じる温度は違います。たとえば、高湿度、風の有無、直射日光の当るアスファルト、リードでつながれていて動ける範囲が少ないなどの状況は、容易に熱射病のリスクを高めます。日陰をつくって、自由に水が飲めるようにしてあげてください。
そこまで暑くなかったとしても熱中症が起こる場合があります。たとえば、きのうまでは涼しかったのに、今日は突然暑くなったとか、涼しい地域に住んでいるワンちゃんが暑い地方に来た場合などです。体の順応が出来ていない場合、突然の環境の変化についていけないことがあるのです。
昼間は熱中症が怖いので夜にお散歩します。という方がいますが、ちょっと待って。真夏の熱帯夜は夜だからといって油断は禁物。 お散歩は気温をよく確かめ、ワンちゃんの呼吸数や様子を見ながら早朝か、夜にでかけましょう。
運動によって体温は上昇します。しっかりお水を飲ませたり、運動後は水浴びさせてあげることで、熱中症のリスクはぐんと下がります。
水分不足により血流が悪くなり、熱中症になりやすくなります。脱水があると、熱放散つまり冷却メカニズムがうまく作動せず、より熱中症を悪化させるのです。運動時はこまめな水分補給を心がけましょう。
閉め切った車内は、一番危険な状況だと思ってください。たとえば昼間、外が23℃でも車を放置すると車内温度は49℃に、ダッシュボードの上は71℃
にもなるといわれています。エアコン使用時でも、40℃近くにまで上昇し、危険温度になります。それに加え、換気が不十分で対流による冷却ができず、1時間も放置すれば死亡する可能性もあります。
(1)出かける前に・・・
本当にワンちゃんを車に乗せる必要があるか十分考えてから出かけましょう。
ワンちゃんを車の中においていく状況が発生うる場合、場合によっては、自宅でお留守番させてあげることも必要です。悲しい結果にならないよう、まずはよく考えてからお出かけしましょう。
(2)ワンちゃんの居場所に注意!
ドライブ中はワンちゃんをケージに入れて後部座席や荷室に乗せるのが
安全で快適な方法ですが、その状態では熱中症を引き起こす可能性があります。
運転席や助手席のみに人間がいる場合、エアコンの吹き出し口に近い人間は快適で
も、ワンちゃんがいるところは温度が上がっている可能性があります。
ケージによって空調が届かないことや、ワンちゃんの吐く息でケージの中の気温はどんどん上昇します。
こまめにワンちゃんがいるところの温度や呼吸の様子などをチェックしてあげましょう。
また、ケージは風通しの良いものを選ぶことも重要です。
肥満した動物では、余分な脂肪の断熱効果により、正常な体温冷却が妨げられるため、熱中症のリスクが高くなります。他の病気のリスクも高まりますし、肥満かも?と感じられた方はまずはかかりつけの動物病院さんに相談し、無理ないダイエットを始めてみましょう。
犬はパンティングによって熱を放散します。呼吸器疾患があれば、冷却メカニズムが作動できず、容易に高体温へとなっていきます。
循環器系の病気は、心臓が血液を拍出できる量が低下していて、皮ふへの血液循環が悪くなり、体熱の放散を妨げます。