STOP熱中症プロジェクト

知っているだけで防げる事故もあります。

アニコムでは熱中症で苦しむワンちゃんとご家族がいなくなることを願って熱中症の予防啓発に取り組んでいます。

注意!熱中症発生状況

熱中症月別請求数 2012年

気温と熱中症についての調査を行ったところ、最高気温が25度を超える夏日を観測し始める5月から、熱中症の請求件数が急増することがわかりました。
 その一方、9月においては、7、8月と夏日の日数が大差ないにも関わらず、熱中症の件数は大きく減少する傾向が見られます。

 春から初夏にかけては、ペットの体が暑さに慣れていないため熱中症にかかりやすいのに対し、8月、9月には暑さに対してペットの体が慣れてくることや、飼い主も、「散歩の時間に気をつける」「室温に気をつける」などの対策を十分に行っていることなどが、9月の件数減少に繋がっていることが推察されます。

過去の熱中症月別請求数件数はこちらからご確認いただけます。

なぜワンちゃんは熱中症になりやすいの?

1.ワンちゃんは全身で汗をかくことができません。

ワンちゃんは全身に汗腺がなく、体温を下げるためには浅く速い呼吸(パンティング)に頼るしかないため、人間よりも体温調節が難しいのです。

2.ワンちゃんは毛皮を着ています。

全身を被毛に覆われているワンちゃんは夏の暑さには弱い犬種が多いです。

3.ワンちゃんは地面に近いところを歩きます。

体高が低いワンちゃんは日中、地面からの放射熱の影響を受けやすいです。特にアスファルトは要注意。

どんな状況で多いの?

【注意したい状況】
・エアコンのない部屋や車などの暑い環境下に長い時間いる状況(留守番時など)
・暑さが厳しい時期の屋外で長時間、直射日光を浴びる状況
・高温で換気不十分なケージなどに閉じ込めた状態
・気温や湿度が高い場所で運動をしたとき
・照り返しの強い舗装道路上での散歩時 ・水分補給が十分でないとき

熱中症の発生場所を調査したところ、「散歩中・ドッグラン」「リビング」での発生が多く見られました。
「散歩中・ドッグラン」では、「真夏日だった」「炎天下走り回っていた」など、暑さ対策が不十分だったために、熱中症が発生しています。

「リビング」では、ペットだけでの留守番中よりも、家族も家に在宅している時に多く発生していました。
成犬の適温は15~21度といわれるため、飼い主が快適に感じていても、愛犬にとっては体調を崩しかねない室温である場合もあり、室温管理に注意が必要なことがわかります。

また、窓を閉め切った車内も予想以上に高温となるため、車中での留守番は絶対に避けるようにしましょう。

気をつけたい犬種

短頭種

シーズー、パグ、フレンチ・ブルドッグ、ボストンテリアなど短頭種のわんちゃんは、気道も短く複雑で呼吸がしにくいため、熱中症になりやすい傾向があります。

被毛が密集している寒い国のワンちゃん

シベリアン・ハスキー、サモエド、グレート・ピレニーズ、オールド・イングリッシュ・シープドッグなど寒い気候の国原産のワンちゃんは毛皮もしっかりしていて、生まれつき暑さに弱い体です。
抜け毛をしっかり処理してあげることも大事な予防のひとつです。

その他

■肥満気味のワンちゃん
■子犬や老犬
■持病のあるワンちゃん(心臓や気管などに病気があり循環機能や呼吸機能が低下している場合)
など特に注意したいワンちゃん達です。