ワンコとの暮らし方

ワンコと暮らしてみよう!と思い立ったとき、踊る心を落ちつかせてどのような種類のワンコを家族として迎えるのがいいのか、どのくらいの費用がかかるのか、そして、家族の暮らしがどのように変化するのかを事前に知ること、考えておくことが大切です。

犬種の選び方

日本国内のブリーディングを管理するJKC(ジャパンケネルクラブ)に登録された犬種は約150犬種です。
思ったよりもたくさんの犬種がいますね。
今の家族にとって、どのような犬種がいいのかを考えてみましょう。

3つのポイントがあります。

1.大きさ

ペットショップで出会ったワンコが、1年後にどのくらいの大きさになるのかを知っておくこと。
これはとても大切なことです。

例えば柴犬は、中型犬に分類され、体重は10Kg~20Kgほどになります。
小さめのマンションで一緒に暮らすには、少し大変に感じる大きさかもしれません。

ワンコと暮らす環境が、戸建なのか、マンションなのか、部屋の広さや間取り、主にどの部屋で暮らすのか、 散歩コースなど、すべての住環境を考えてから、お互いに楽しく暮らせるワンコの大きさを考えましょう。

2.運動量

犬種によって、運動量が大きく異なります。

運動量の多いワンコは、長い時間のお散歩やたくさんの遊び時間が必要になります。
例えばジャック・ラッセル・テリアは、運動量がとても多いことで知られています。
少なくとも、朝晩2回、それぞれ1時間の散歩が必要です。
運動を制限してしまうと、ワンコにとってはストレスになってしまい、 問題行動にもつながります。
一方でチワワのような小型犬は、1回10分程度の散歩で満足する場合もあります。
散歩にはだれが連れていくのか、毎日何分くらい散歩ができるか、共働き家庭の場合には、昼間に一緒に遊んであげられる人がいるのかなど、家族に負担とならない運動量を知っておくことが大切です。

3.性格

ワンコの祖先はオオカミと言われていますが、これまで一緒に暮らしてきた人間は、ワンコに目的や機能、仕事を持たせるようになり、助け合いながら生きてきました。

例えばパグは、宮廷の中で外にも出さずにかわいがり、見て楽しむためのワンコとして育てられました。そのため、散歩が苦手だったり、ちょっとわがままな性格で、強気な子が多いです。

シェットランドシープドックは、その名の通り、牧羊犬として育てられましたので、運動量は多く、タフですし、飼い主に対しては従順です。

ワンコにはそれぞれ性格がありますから、同じパグや柴犬でも、散歩の好きな子もいれば、嫌いな子もいますが、基本的な性格、気質を知る際には、どのような目的で育てられた犬種なのかを把握しておくことが大切です。

こちらのサイトでは、犬種の紹介をしていますので、ご参考にしてください。


どうぶつとのステキな出会い
全国のペットショップで待っているかわいい赤ちゃんご紹介


ワンコと暮らすための費用について

ワンコと暮らすと、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

下表は、定期的にアニコムが飼い主にお伺いしているアンケート調査の結果です。

ワンコは年間で平均33万円ほどで、ネコの約18万円と比較すると倍程度かかります。
あくまでも平均の金額ですので、病気やケガをしなかった場合には治療費は必要ありませんし、トリミングに頻繁に行くようでしたら、さらに費用はかさみます。

また、飼い始めるときには、以下のようなグッツを揃える必要もあります。


  • お部屋(サークル、ケージ) 1万円~
  • お水を飲むもの 1,000円~
  • ベッド(クッション) 1,000円~
  • ご飯のお皿(食器) 1,000円~
  • タオル 200円~
  • トイレ 2,000円~
  • トイレシート 500円~
  • ごはん(おやつも) 2,000円~
  • 首輪、リード 2,000円
  • おもちゃ 1,000円

忘れてはいけないのは、ワンコの代金です。

ペットショップで購入するのか、知人から譲り受けるのか、里親になるのか、また、 年齢、犬種等によって大きく価格は異なりますので、信頼できるお店や詳しい友人・知人に相談してみましょう。


項目(円)
2012年 2013年 前年比(%) 2012年 2013年 前年比(%)
病気やケガの治療費 74,506 75,400 101.2 45,712 35,599 77.9
フード・おやつ 46,140 47,965 104.0 46,944 36,182 77.1
しつけ・トレーニング料 40,488 34,128 84.3 - - -
シャンプー・カット・トリミング料 38,829 39,226 101.0 6,426 6,492 101.1
ペット保険料 35,005 34,564 98.7 27,538 28,054 101.9
ワクチン・健康診断等の予防費 27,311 26,986 98.8 13,391 13,117 98.0
ペットホテル・ペットシッター 23,134 20,237 87.5 15,976 20,704 129.6
日用品 17,010 18,064 106.2 17,116 19,173 112.0
洋服 14,650 13,925 95.1 3,436 5,182 150.8
ドッグランなど遊べる施設 7,216 7,058 97.8 - - -
防災用品 6,436 6,193 96.2 4,526 5,634 124.5
首輪・リード 6,309 7,280 115.4 3,078 3,035 98.6
合計(円) 337,034 331,026 98.2 184,143 173,172 94.0
回答数 1,792 2,027 - 337 436 -
どうぶつの平均年齢 4.7 4.8 - 4.6 4.4 -

生活が変わる事への心構え

ワンコとの暮らしは、いろいろな事に変化をもたらします。
どのような変化なのか、詳しく見てみましょう。

生活のリズム

朝の散歩が必要になりますので、間違いなく早起きになるでしょう。

人間が起きる前にはもうワンコは起きていて、「早く散歩に連れてって~」と、ドタドタが始まります。
真夏の暑いときには、できるだけ涼しい時間に行きたいので、5時、6時起きになるかもしれません。

夕方の散歩や、仕事から帰ってからの夜の散歩など、雨や風の日にでも行くことになります。ワンコによって散歩の頻度、時間、雨天での散歩など大きく異なりますが、それぞれに合わせて、飼い主の生活リズムが変わります。

全てを人間の暮らしに合わせることは難しいので、譲り合いながら、歩調を合わせるように生活リズムを作っていきます。

時間の使い方

ワンコと暮らすと、こまごまとした仕事がたくさんあります。

ケージの掃除や、トイレの始末、お水やご飯をあげたり、遊んであげることも大切です。お部屋全体の掃除や、お洗濯もきっと回数が増えると思います。
トリミングやシャンプーに行くとなれば、2~3時間は待ってないといけません。
ワンコのために使う時間は間違いなく増えていきます。
狂犬病予防や、混合ワクチンの接種、フィラリアの予防など、病気でなくても動物病院に通わないといけませんし、病気の時には、毎週通院することもあります。
ワンコのために費やす時間は増加し、大きな負担になることもあるかもしれません。

お金の使い方

ワンコと暮らす際の費用についてはすでにお話していますが、その他にも、ワンコと旅行に行ったり、車の中でワンコが快適に過ごせるようにいろいろなグッツを購入する、車を買い替える、家をリフォームするなど、お金の使い方が大きく変わることもあります。

やはり家族ですから、喜ぶ笑顔をみたいために、ワンコ優先になるときもあります。お金の使い方が大きく変わる可能性があることを想定し、ワンコのおこづかい帳や家計簿をつけるなどの対応が求められます。

家族のきづなと健康

これまで様々な角度からワンコと暮らすことでの変化を見てきましたが、一番大きく変わるのは、実は家族の関係、きずな、飼い主の健康状態です。

「家で家族と過ごす時間が増えた」「家族の会話が増えた」「散歩など運動量が増えた」など、素敵な変化ですね。ワンコを可愛がるようになると、やさしい気持ちになりますし、ワンコの癒しは明日の活力にもなります。毎日の散歩やワンコとの会話によって心も体も健康になります。

さまざまな変化があるようですが、ぜひこれらの変化を楽しんでみましょう。


ペットを迎えたことで生活がどのように変化したか (複数回答) 人数(人) 割合(%)
家で家族と過ごす時間が増えた 120 61.2
家族の会話が増えた 120 61.2
散歩など運動量が増えた 81 41.3
お散歩仲間・新しい友人ができた、ご近所付き合いが広がった 62 31.6
外食が減り、家で食事を取るようになった 62 31.6
規則正しい生活になった 52 26.5
仕事にやる気が出た 32 16.3
無駄遣いしなくなった 32 16.3
運動量が増え、減量に成功した 19 9.7
外出時に、車が多くなった 18 9.2
家族で出かける、旅行する機会が増えた 11 5.6

どうぶつと暮らしてみませんか!

どうぶつと一緒に暮らすことを想像してみませんか。
いったい、どんな暮らしが待っているのでしょうか。