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  • (お手入れ)

シャンプー<犬>

ワンちゃんも日々の生活で、体が汚れてしまいます。
被毛の種類や生活環境、運動量などにもより、体の汚れ具合は異なりますが、定期的にシャンプーで体を綺麗にしてあげる必要があるでしょう。
ヒトと共に暮らす上では衛生面も重要なので、月に 1 - 2 回のシャンプーが目安となりますが、ワンちゃんの体調や季節などにより回数は調整しましょう。

生後 3 か月以内の子犬ちゃん、妊娠中だったり体調を崩したりしているワンちゃんなどは、シャンプーは控えていただき、シャンプーをされる際にはまず、かかりつけの先生に相談をしましょう。また、皮膚の状態が良くないなどの理由で動物病院さんでシャンプー剤を処方された場合などは、病院での指示に従いましょう。また、シャンプーをすることは、ワンちゃんにとって、ヒトが思うより緊張し体力を消耗するものなので、体調がよいときでも、シャンプーの後はゆっくりと休ませましょう。

シャンプーをすることは汚れを落とすこと以外に、体臭を抑える効果もあります。しかし、体質やシャンプー剤の種類によってはあまりシャンプーを頻繁にしてしまうと、被毛がパサつくことがあります。また皮膚のバランスが崩れ、肌のバリア効果が減少し皮膚病を引き起こす原因にもつながります。このようなことを防ぐためには、シャンプーの間隔をそのワンちゃんによって調整し、どうしても汚れが気になるときには、マッサージ効果も期待できる蒸しタオルなどで拭きとるようにしましょう。

シャンプーの手順

1. まずは全身をブラッシングし、被毛のもつれをほぐし、汚れを落として毛並みを整えます。ワンちゃんの皮膚はデリケートなので、ブラシで肌を傷つけないように気をつけましょう。長毛のワンちゃんなど毛玉ができやすいワンちゃんの場合には、ブラシで無理に引っ張らず、指で少しずつほどいてあげてください。

2. シャンプー前のお手入れが終わったら、いよいよシャンプー本番です。
まずは体を丁寧に濡らします。被毛だけでなく、皮膚までしっかり濡らしてください。
また、シャワーの音と感覚が苦手なワンちゃんもいますので、シャワーヘッドはワンちゃんの体に密着させ、水圧が強すぎないよう、お湯の量を調整しましょう。どうしてもシャワーが苦手で興奮してしまうワンちゃんの場合は、洗面器などに入れたお湯をゆっくりとかけてあげたり、タオルやスポンジなどを利用して、少しずつ濡らしてあげたりするとよいでしょう。顔が濡れることを嫌がる場合が多いので、まずは、お尻や後肢など、顔から遠いところから順にお湯をかけ、徐々に顔に近づけていくようにしてください。顔へのシャワーを嫌がる場合には、後頭部からお湯をかけたり、スポンジにお湯を含ませて拭き洗いをしたりしても良いでしょう。

お湯の温度の目安は、 38 度くらいが適温で、ヒトの感触では少しぬるいと感じるくらいで良いでしょう。高温になると被毛の間にお湯がたまった時に、やけどをする恐れがあります。また、内股・脇の下・指の間・パッド(肉球)の溝などの皮膚が敏感な部分もしっかりと洗うことで、皮膚病の予防にもなります。

十分に体が濡れたら、ワンちゃん専用のシャンプーを 2 倍程度に薄めた物を用意し、お尻や後肢から順に手早く洗ってください。爪を立てたり、ゴシゴシ強く洗いすぎると、皮膚を傷めるので気をつけましょう。

3. しっかりと全身を洗ったら、シャンプー剤が残らないように充分にすすぎます。すすぎのときは、今までとは逆に、顔から順番に流し、内股・脇の下・指の間・パッドの溝などもくまなくすすぎましょう。シャンプー剤が残っていると、皮膚のトラブルを起こすおそれがありますので、充分に洗い流しましょう。

4. シャンプーの後は、リンスをしてあげると、アルカリ性になった皮膚を弱酸性に戻せたり、静電気防止にもなります。 薄めたリンスを顔にかからないように注意しながら体全体になじませ、マッサージをかねて体全体に行きわたらせましょう。リンスが全体に行きわたったら、シャンプーと同じようにしっかりと洗い流しましょう。

5. シャンプーとリンスが終わったら、全身の水気を取りますが、びしょ濡れの体をタオルで拭く前に、ワンちゃんにブルブルッと身震いをさせて水分を飛ばすようにすると、その後タオルで拭くことが楽になります。
ワンちゃんが身震いをしない場合には、ワンちゃんの耳に息を吹きかけてみましょう。ワンちゃんは耳に息を吹きかけると、くすぐったくて頭や体を振ります。また、その時に、「ブルブル」や「シェイクシェイク」など声をかけ褒めてあげると、今後、掛け声をかけると身震いをするようになります。その後、タオルでしっかりと拭いてあげてください。

6. タオルで十分に水分をふき取ったら、次はドライヤーを使ってしっかりと乾かします。
ドライヤーの風は低温にし、自分の手に風を当てても熱くない距離(約 30 cm程)まで離して、後ろから毛をかき分け根元に風をあてましょう。風で毛についている水滴を飛ばすイメージで行います。初めてドライヤーをする時には、音にびっくりしてしまうワンちゃんもいるので、最初は弱風で始めるなどの工夫をしましょう。
また、ドライヤーをかけながらブラシで毛を分けたり、タオルで拭きながら風をあてたりすると、さらに乾きが早くなります。

ご注意いただきたいこと

(1)シャンプーをした後、半乾きや湿ったままの状態で放置すると、蒸れにより皮膚や被毛で細菌が増え、皮膚病などの原因になるので十分に乾かしてあげましょう。
(2)ヒトとワンちゃんでは皮膚のpH(ペーハー)が違うので、ヒト用のシャンプーを使うことで被毛や皮膚に影響を及ぼす場合があります。ワンちゃん専用のシャンプーを使いましょう。なお、ワンちゃん用のシャンプー剤には、さまざまな種類のものがあります。ワンちゃんのお肌のタイプを考慮し、ピッタリのシャンプー剤を見つけてあげましょう。
(3)長毛種の場合には、絡まないようにしましょう。指の腹を使い、毛の流れにそって、優しくマッサージをするように洗ったり、ゴムのブラシなどを使用するのも効果的です。
(4)目ヤニが固まっている場合には、濡れてふやけたところで、皮膚を傷付けないように 十分に注意して目の細かいコーム(ノミ取りコームなど)で鼻先の方向へとかして取りましょう。ティッシュなどでは目が粗く、強く擦るとかえって皮膚や目を傷つけてしまう恐れがあるので、ガーゼやコットンなどでふき取るのも効果があります。
(5)シャンプーが目に入った場合には、焦らずにシャワーで優しく洗い流しましょう。  必要に応じて、かかりつけ獣医師の診察を受けましょう。          
(6)シャンプーが苦手で、暴れてしまうワンちゃんも中にはいるでしょう。その時は、初めから無理をせず、濡らしたタオルで汚れをふき取ることから徐々に慣らしてあげてください。合間にご褒美をあげ、「シャンプー=いいこと」と思わせることができれば、上手にシャンプーができるようになります
(7)シャンプーのしすぎは毛艶を無くすうえ、皮膚の脂分を失わせてしまいます。また皮膚にシャンプーが残ると、炎症を引き起こすことがあるので注意しましょう。

こんなときはどうしたらいい?

(1)ワクチン前後のシャンプーについて
ワンちゃんたちにとってシャンプーは体力を消耗し、緊張からストレスとなってしまうこともあります。体調の良い日にワクチン接種をしていただくためにも直前にシャンプーをするのは避けましょう。シャンプーの予定がある場合は、 1 週間ほど前には済ませて体調を整えましょう。(ただし、お散歩後に足を洗う程度であればかまいません)シャンプー後体調がすぐれないようであれば、ワクチン接種は延期していただいたほうが良いでしょう。

(2)女の子の発情出血時のシャンプーについて
シャンプーをしても大丈夫ではありますが、発情中は免疫が下がる時期でもあるのでキレイなぬるま湯で洗って、すすぎ残しのないように気遣ってあげてください。シャンプーは体力を消耗することでもあるので、疲れないように汚れているところだけ拭いてあげてもいいでしょう。
(発情出血の汚れについては、ワンちゃんはなめてしまうことが多いようです)

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