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噛み癖 <猫>

可愛い我が家のネコちゃんに「人を噛んで困る」という習慣をつけないためには、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。

子猫の時期に気をつけること

【社会化期の過ごし方が大切】
ネコちゃんは誕生後2〜3週間ほど過ぎると、よちよちと歩きながら、だんだん兄弟姉妹のネコちゃんたちとじゃれあうようになります。遊んでいるうちに、噛み付き、噛み付かれ、ネコちゃん同士の噛み加減を覚えていきます。ハラハラしてしまいそうな、ネコちゃんの世界の遊びですが、この中でネコちゃんは多くのことを学んでいくのです。

生後3週間頃から生後2か月くらいまでが、ネコちゃんにとっての社会化期だとされています。この頃に学んだことや接触した人や物、どうぶつの存在がネコちゃんの将来に影響を与えるといわれています。この頃に当たり前のように触れ合ったものに対しては、この先に出会ったとき、ごく自然に受け入れるようになることが多いのです。
反対にこの頃に出合った経験がないものに、将来突然出合ってしまうと、そのときに強い恐怖や不安を感じてしまうことがあります。

 さて、生まれた直後に生えていないネコちゃんの歯は、生後2週間くらいすると乳歯が生え始め、6週間くらいで生え揃います。そして、この乳歯も抜けていき、永久歯が生え始め、生後7か月ころにかけて生え揃います。子猫ちゃんの時期は歯の生え替わりの時期でもあるので、歯や歯茎がムズムズと気になるのも仕方がないのかもしれません。噛んでもいいオモチャを与えましょう。
 また、たいへん可愛い時期ですが、可愛いからといって、飼い主さんの手を噛ませて遊ばせているうちに、ネコちゃんの行動がだんだんと攻撃的になっていき、先々戸惑う事態が起きないとも限りません。手を使って遊ばせないようにしましょう。

【エネルギーを発散させる!】
ネコちゃんは狩猟本能が強く残っているどうぶつです。
ヒトの手が、「捕食行動に使うはずのエネルギー発散の場」だと思わせないようにするため、手を使って遊ばせず、猫じゃらしやボール、オモチャなどを利用して遊ばせることでエネルギーを発散させましょう。

ネコちゃんが噛まない状況を作るためにも、「困ったな・・・」というときには、上手にネコちゃんの気をそらすようにしましょう。いつも、眠くなると噛んでくるタイプ、撫ぜているうちに突然「その手を離して」とばかりに噛んでくるタイプなど、噛み方にもそれぞれ個性がみられるかもしれません。我が家のネコちゃんのタイプにあわせて、いつもなら噛み始めるタイミングに至る前に、飼い主さんが、さっとその場を離れることも大切です。

ネコちゃんの気をそらしたいときは、例えば、ぬいぐるみなどをポンと投げてみてはいかがでしょうか。
また、「興奮させすぎない」、「ネコちゃんが落ち着いたときに遊ぶようにする」などにも気をつけましょう。

【噛んだときの対応について】
噛んだときは、痛くてびっくりしてしまいますが、まずは飼い主さんが落ち着いてみせることが大切です。
ネコちゃんは、恐怖や不安を感じやすく、環境の変化に敏感で、何かあったときにパニックになりやすい、たいへん繊細などうぶつです。遊びがこうじて噛んでしまっているのかもしれませんが、もしかして、恐怖や不安感から、パニックになって噛んでしまっているのかもしれません。
ご家族があわててしまい、ネコちゃんの恐怖心を強めてしまわないように注意をしましょう。


1.噛んだら「いけない」「痛い」と、落ち着いた大きな声でいいます。手は引っ込めないようにしましょう。
2.「噛んだときに、要求が叶う」という経験をさせないことも重要です。「噛んだら遊んでもらった」などと思わせてしまわないようにしましょう。
3.噛む対象のものに、ネコちゃんの嫌いな味や匂い、音などと結びつける経験をさせることが有効なこともあります。例えば、噛んだときに、嫌いな水が霧吹きから出てくる・・・という具合です。ただし、ご家族に嫌なことをされた、と思わせないようにするため、こっそりとするようにしましょう。

大人になってからの噛み癖

「噛めば思うようになる」と覚えてしまうと、成猫になっても噛み続けることもありますし、「しつこいのはいや!」と噛む癖がついたネコちゃんは噛み続けるかもしれません。「噛んでも思うようにならない!」という対応をしましょう。
また、ネコちゃんの素振りから「機嫌がよくない」と感じたときには、飼い主さんはネコちゃんから手を離して、その場を離れると良いでしょう。
 一方で、ある日突然噛むようになることもあります。原因としては、「恐怖や不安」、「捕食本能」、「痛み」、「転嫁行動」などが挙げられます。



【恐怖や不安による噛み】
 ネコちゃんが安心して過ごす重要な条件は・・・お腹が満たされていること、そして縄張りの安全が確保されていること、特に縄張り内の高いところに好きな場所があること、でしょうか。「いい気持ちだな」と、うたた寝をするネコちゃんの様子をみていると、こちらも幸せな気持ちになりますね。
 ところが、そんな穏やかな気分を、突然の出来事がぶち壊してしまうこともあります。  例えば、近所のマンション建設現場での騒音、地震の発生、家族内の環境変化など・・・。ネコちゃんの感性を通して感じた恐怖や不安が原因となり、噛んだり、パニックを起こしたり、行動の変化を起こすことがあります。
いつから、どのようなときに行動が変わるようになったか、まず、よく思い返してみて、可能であれば原因を取り除きましょう。

またネコちゃんは複合的に状況を把握するという特徴があるので、ネコちゃんが恐怖や 不安を感じたときに、偶然飼い主さんがネコちゃんの視界にいた、というような偶然の出来事を契機に、飼い主さんがネコちゃんの攻撃の対象になってしまうことがあります。
 例えば、「たまたま、地震が起きたときに、飼い主さんが手の持っていた食器を落として、ネコちゃんが驚いた。そしてちょうどそのとき、偶然、ネコちゃんの視界にいた飼い主さんがいた」という具合です。このようなことから、飼い主さんがネコちゃんにとって「恐怖=攻撃の対象」となるということがあります。恐怖の対象となってしまうのは、つらいのですが、しばらくネコちゃんと距離を置いたほうがいいかもしれません。
ネコちゃんの行動が変わる状況に特徴があれば、そのような状況を作らないことが重要です。まず、隠れる場所、安心できる場所を確保しましょう。ケージを利用するのも良いですね。 ただし、まだケージに馴染んでいないのであれば、ケージがお気に入りの場所になるように、そこで食事を与えてみたらいかがでしょうか。
 また、攻撃的になっているネコちゃんを、あわてて追い込まないことが大切です。

時間をかけて、恐怖の対象になってしまった方や物事に対する気持ちを癒していきましょう。この場合、大切なことは、「ネコちゃんの好きなものを結びつけながら」、「すこしずつ」慣らしていくことです。好きなものは、例えば、食べ物などが挙げられます。ただし、反応があまりに強いときには、獣医師さんのアドバイスを受けながら、お薬による治療が必要なことも中にはありますので、先生に相談をしてみましょう。


【捕食行動による噛み】
 ネコちゃんが人と暮らすようになり、狩りをする必要はなくなりましたが、狩人(?)としての本能はしっかりと残っています。ネコちゃんがかつては狩りに使っていたエネルギーを上手に発散させてあげることで、飼い主さんが捕食の対象になって攻撃されたり、噛まれたりすることを防ぐようにしましょう。
紐をつけたオモチャを天井からぶら下げて、ネコちゃんがジャンプをして届くかどうか、という長さにして、ゆらゆらと動かしてみるといいですね。他にも、ティッシュペーパーの空き箱などを利用して、中に小さめのオモチャを入れておいて、捕まえようとする欲求が発散させてあげてもよいですね。懐中電灯やレーザーポインターの光を利用するのも楽しく遊べるでしょう。ただし、ネコちゃんの中にはビニールや布などを口にするのを好む子がたくさんいます。遊んでいるうちに誤飲してしまわないように、安全性には注意をしましょう。


【痛みによる噛み】
痛みが原因となって噛んでいるのであれば、少しでも早く取り除いてあげたいですね! 痛みの強い傷病には、骨折や外傷の他にも、黄色脂肪症(栄養のかたよりが原因となり、お腹や胸などの脂肪が性質を変え、その部分に硬いしこりや炎症が生じる病気)や膀胱結石など、さまざまです。痛みがある部分などを触られることで威嚇して噛んでしまうという可能性もあります。ご安心のためにも、一度動物病院で診察を受けてみましょう。


【転嫁行動による噛み】
最近、頻繁に見知らぬネコちゃんが外を通ることが気になってしかたがないとき、こんなとき、本当はそのネコちゃんを攻撃したいのに、物理的にできないので、目の前にいる飼い主さんへ八つ当たりすること(転嫁行動)があります。このような場合には、ネコちゃんが外を通れないようにしたり、外を通るネコちゃんの姿を目にしなくてもすむように すると良いかもしれません。


【ネコちゃんにとって快適な環境を見直す】
ネコちゃんの行動に不安定なところが見えるときには、環境を見直してみましょう。
不安であったり恐怖を感じたりしたときに身を隠すことができる場所が、お家の中に何箇所かあるかをチェックします。
また、ネコちゃんは見知らぬ匂いには不安を感じますので、お気に入りの爪とぎを複数、置いておき、自分の匂いを確認できる環境を作ります。
ネコちゃんはもともとアフリカの地で、木に登っては獲物をとるという狩りの仕方をしていたどうぶつですから、高いところに居場所があると安心しますし、高低運動が大好きです。タンスの上やキャットタワーなどを用意してあげましょう。

みなさんからのコメント

シオリさんのスズ、モモ、ツヨシちゃんからのコメント
こんにちは。 16匹飼ってるワタシですが、飼い主夫婦にとっては可愛い存在です。 16匹中今、15匹目のクロがまだ、噛んだりしてきます。 ですが、咬まれても最近は甘噛みになってきてつつあります。 それは、咬まれても怖がらないのと噛んだ時に、口を私の場合はグッと握りしめて本人が痛い!ってのを感じさせる。そうすると自然と離してくれるので、毎回血だらけにはなりますが、その傷は後々良い思い出になると受け止め特訓してます。 犬と違って、難しい性格なので慌てず噛んだら 口を握りしめてあげましょう。

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