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レプトスピラ症

レプトスピラ症とは

野ねずみやウシ、タヌキ、キツネ、イヌなどの感染動物の尿中にレプトスピラ菌は排泄され、多くの哺乳動物に感染します。日本でも1970年代前半までは年間50名以上の死亡例が報告されていました。近年では衛生環境の向上で著しく減少しましたが、現在でも散発的な発生は認められています。

感染どうぶつ

すべての哺乳類に感染します。
アニコム損保の対象どうぶつの中ではワンちゃん、ネコちゃん、フェレットさんに感染します。

病原体

レプトスピラ菌(日本では、血清型Leptospira icterohaemorrhagiae, L.copenhageni L.canicola,L.hebdomadis,L.autumnalis,L.javanica,L.australis L.pyorogenesが病原性レプトスピラとして知られています。)

感染経路

保菌している動物(主に野ネズミ)の尿中に菌が排出され、その菌に汚染された水を飲んだり、体の粘膜や皮膚や傷口から菌が入りこむことで感染(経皮感染)します。川遊びや農作業中に汚染した水から感染することが多いようです。

症状

・ヒト・・・発熱、頭痛など、風邪の症状を示すものから、重症になると肝障害、黄疸、腎障害を起こして死亡するものまで、多様な症状を示します。

・どうぶつ・・・ネズミは保菌していても無症状です。イヌは症状により不顕性型・出血型・黄疸型に分類されます。
(1)不顕性型・・・ 感染したレプトスピラに対してイヌの体内に抗体ができ、症状が出ることなく自然治癒してしまいます。しかし、他のイヌはヒトへの感染源となるため注意が必要です。
(2)出血型・・・主にL.カニコーラの感染によって起こり、1〜2日間の発熱、元気消失、激しい嘔吐と吐血、血の混じった下痢などが見られ、死亡率は高いです。
(3)黄疸型 ・・・ 主にL.イクテロヘモラージの感染によって起こり、元気消失、食欲減退、嘔吐、下痢などが見られます。また特徴としては黄疸や血色素尿が見られ、死亡率は高いです。

治療

抗生剤(ペニシリン系やストレプトマイシンなど)の投与。

予防

野外で汚染の危険性のある水を飲まないようにするとともに、その水に直接触れないよう注意することも必要です。また海外渡航者での感染例が出ていますので、流行地域では不用意に川や沼などの水場に入らないよう気をつけましょう。感染の疑いのある血液・尿に直接触れないようにすることも大切です。ヒトとイヌに対しては、ワクチン接種が予防措置として有効です。

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