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前庭疾患

前庭疾患とは

前庭とは、内耳にある感覚器官で、体の平衡感覚を司る役割をしています。この前庭に障害が起きると、ワンちゃんは体のバランスがうまく保てなくなります。

原因

耳の奥にある内耳神経の一部である前庭神経に異常が起こることによります。
異常が起こる原因としては、外耳や中耳の炎症が内耳に波及することによるもの、あるいは耳の奥の腫瘍が原因で起こる場合などがありますが、原因不明で発症する場合もあります。 原因不明で発症する前庭疾患は特発性前庭障害とよばれ、比較的高齢のワンちゃんに多くみられます。

症状

突然症状が現れることがあります。 頭をかしげ(斜頚)まっすぐ歩けなくなったり、場合によってはぐるぐる回転するように歩く様子(旋回運動)が見られます。また、目が周期的に細かく揺れる(眼球震盪)症状が見られることもあり、この場合は視野が回転して見えるため、嘔吐や食欲不振を伴うことがあります。

治療

一般的に抗炎症剤やビタミン剤等を用いた内科的治療を行ないます。
内耳や中耳に炎症がある場合はその治療などを併せて行います。
腫瘍の可能性が疑われる場合には耳道の切除を行い、腫瘍を取り除く外科的治療を行うこともあります。

予防

外耳炎を予防することで、内耳まで炎症が波及してしまうことを予防することができますので、前庭疾患の予防となります。日頃からこまめな耳のチェックを心がけ、耳垢の量や色、耳が臭うなどの異常がみられる場合は早めにかかりつけの動物病院さんに通院しましょう。(ケア方法につきましては、『おていれ「耳そうじ」』をご参照ください)
また、上記のような症状がみられた場合早めに獣医師の診察を受けましょう。

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