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疥癬

疥癬とは

皮膚疥癬症は、ヒゼンダニというダニによって起こる皮膚病です。このヒゼンダニは皮膚にトンネルを作って寄生するため、激しい痒みや皮膚炎を起こします。また、伝染性が強いので、感染どうぶつとの接触やブラシやタオルの共有などを防止する必要があります。

原因

哺乳類や鳥類などに広く感染するのが特徴です。ワンちゃんの疥癬の原因となるヒゼンダニ類は、センコウヒゼンダニというダニが寄生することでおこります。主に、感染しているワンちゃんやその他のどうぶつとの接触で感染します。ヒトにも感染するので注意が必要です。ネコちゃんに寄生するヒゼンダニ類は、ワンちゃんと同じセンコウヒゼンダニと、猫小穿孔(ネコショウセンコウ)ヒゼンダニがいます。鳥は、トリセンコウヒゼンダニというダニが寄生することによって発症します。このダニは鳥さんの体を離れると生息が難しいといわれており、鳥さん同士の接触で広がると考えられています。

病状

ワンちゃん、ネコちゃんは全身に感染しますが、主に顔や耳、肢に皮膚炎をおこし、脱毛と激しいかゆみがみられます。爪で病変部を引っかき、出血したり化膿したりしてしまうことがあります。一方、鳥さんにおいては、くちばしやその周囲、眼の周囲、脚、総排泄腔などが皮厚し、白いフケのようなものが付着しているように見えます。また、痒みを強く伴う場合は、患部を止まり木やケージにこすり付ける動作をします。くちばしに感染すると、くちばしが脆弱化して変形し、伸びてしまうこともあります。また、脚への感染が重度の場合、爪は変形して白く扁平になり、最後には脱落してしまうこともあります。主にセキセイインコに見られますが、まれにオカメインコや文鳥にも見られます。

治療

ワンちゃん、ネコちゃん対しては、ダニ駆除効果のある薬を投与します。駆除剤には注射や内用薬などの方法があります。ダニ駆除剤はダニの卵には効果がなく、ダニの卵の孵化とともに再度ダニが増えてしまうことがあります。したがって通常、1回目の投薬後に再度日にちをあけて2〜3回の投薬を行います。多頭飼いの場合、他のワンちゃんネコちゃんも感染している可能性が高いため一緒に治療を行ないます。鳥さんに対しては、殺ダニ剤を注射、もしくは内服します。毛づくろいなどで鳥さんが直接口にすることのない頭部などには殺ダニ剤を直接、塗布することもあります。くちばしが重度に変形した場合には、定期的に整形する必要があります。

予防

日ごろから飼育環境を清潔に整えるよう心がけましょう。ヒゼンダニに感染しているどうぶつとの接触を避け、ブラシやタオルなどを共有しないことが予防となります。

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