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低タンパク血症

低タンパク血症とは

低タンパク血症とは、血液中のタンパク質が何らかの原因で正常よりも減少している状態をいいます。血液中のタンパク質の主成分はアルブミンとグロブリンに分かれ、その中でもアルブミンが大きな割合を占めます。多くの低タンパク血症はアルブミンが低下することによっておこるため、低アルブミン血症とも呼ばれます。

原因

次のような原因が挙げられます。
1.栄養不良や長期にわたる低タンパク食の給与により、タンパク質をつくる原料が不足している
2.タンパク質の合成に関与する肝臓に重度の疾患がある(肝炎や肝硬変など)
3.腎疾患により多くのタンパク質が尿へ排泄される(ネフローゼ症候群など)
4.タンパク質が消化管から漏れ出てしまう疾病がある(胃腸管出血、蛋白漏出性腸症や腸の腫瘍など)

症状

「痩せてくる」、「元気がなくなる」といった症状の他にも、原因によっては「下痢」、「からだのむくみ(浮腫)」、「腹水の貯留によりお腹が膨らむ」、「呼吸が苦しそう」などのさまざまな症状を引き起こします。

診断

血液検査でタンパク質量を測定します。さらに、どの種類のタンパク質が減少しているかという点も詳しい検査で分かります。測定する検査機器によっても多少異なりますが血中総タンパクの正常値は、 犬 5.9〜8.1 g/dl(※)、猫 5.1〜8.9 g/dl、血中アルブミンの正常値は犬 2.7〜4.6 g/dl 猫 2.1〜3.8 g/dlとされています。なお、臨床症状は正常値をかなり下回らないと現れてこないといわれています。また、幼齢のどうぶつでは通常低めの値を示しますが、成長とともに正常値に近づく場合は異常とは見なされません。
その他、尿検査やレントゲン検査、超音波検査、内視鏡検査などの検査を組み合わせて原因となる病気を調べます。

※g/dl(グラム・パー・デシリットル)は血中タンパクや血色素などの濃度をあらわします。

治療

原因となる疾患によって治療方法は異なります。良質なタンパク質を豊富に含むフードを与え、輸血(血漿輸血)やアミノ酸製剤の投与などを行い、低タンパク状態の改善を図ります。また、浮腫、腹水の改善には利尿剤を使用します。免疫力の低下が予想される場合は抗生剤を投与します。また、蛋白漏出性腸症などの免疫介在性の疾患がある場合には、ステロイド剤や免疫抑制剤を投与することがあります。

予防

原因がはっきりしないのにどうぶつが痩せてきた、元気がないといった場合には、早めに動物病院を受診することが重要です。

同じ病気のおともだち(闘病日記)

みなさんからのコメント

葵さんのすずちゃんからのコメント
こんにちは。 うちも低タンパクと診断されて現在治療中です。 CTによる原因特定の検査も選
リーフさんのモカちゃんからのコメント
うちの子も低蛋白血症と診断され、治療を始めてから早2ヶ月になりますが、初期よりは値が落ち着いては来て

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