カンピロバクター症<犬>
らせん状の形態が特徴的なカンピロバクター菌(Campylobacter jejuniまたはC.coli)が原因となり、細菌性腸炎を起こします。キャンピロバクター症とも呼ばれます。
【原因】
カンピロバクター菌に汚染された食品や水、感染したどうぶつの排泄物等と接触することで感染します。感染はしても症状をあらわさない(不顕性感染)ことが多いのですが、ストレスの多い環境下や免疫力が低下しているときに発症することがあります。
【症状】
粘液性や血様性の下痢、腹痛、嘔吐などの消化器症状を呈します。また発熱や脱水を伴う場合もあります。免疫力が低下しているときや、抵抗力の低い子犬で発症することが多くみられます。
【治療】
自然に治癒することもありますが、状況にあわせて抗菌薬を用いることが効果的です。下痢や嘔吐を伴い脱水症状がみられる時は輸液などで体内の水分を補います。
【予防】
定期的に検便を行い、早期発見・早期治療を心がけましょう。
カンピロバクター菌は熱や湿気に弱く、比較的病原性も低い細菌ですが、低温で長期間生存することが可能です。生肉(特に鶏肉)を与えることを極力避けてしっかりと加熱してから与えましょう。またカンピロバクター菌はヒトへの感染によって食中毒を起こす代表的な細菌です。感染の可能性のあるワンちゃんの糞便は速やかに片付け、手の消毒はしっかり行い、使い捨ての手袋を使うようにしましょう。






