人獣共通感染症 13.オウム病
オウム・インコ類の疾病として1893年に初めて見つかり、世界中で発症しています。 病原体はオウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)であり、鳥類やヒト・犬・猫などの哺乳類、さらにカエルなどの両生類まで広く感染し、様々な疾病を引き起こす人獣共通感染症です。主にヒトへは鳥類から感染し、肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患が主で、まれに死亡する場合もあります。
感染どうぶつ
鳥類、哺乳類、さらにカエルなどの両生類まで広く感染
病原体
オウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)
感染経路
感染した鳥の乾燥した糞便を吸入・経口的に摂取することで感染します。また、食事を口移しで与えたり、咬まれたりすることでもまれに感染します。
症状
ヒト・・・インフルエンザ様症状を起します。肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患が主で、他には発熱や筋肉痛、まれに死亡する場合もあります。
どうぶつ・・・ 多くの場合は無症状ですが、元気消失・食欲の低下・羽毛逆立・下痢など多様な症状を起こし、重症化すると死亡することもあります。
治療
抗生剤(テトラサイクリン系・ニューキノロン系等)の投与、対症療法
予防
ワクチンがないため、衛生管理に十分に注意しましょう。鳥かごは清潔に保つためによく掃除し、糞便は早めに片付け、乾燥した糞便を吸い込まないなどの注意が必要です。また、口移しで食事を与えない、触ったら手を洗うことなどにも気を付けましょう。
人獣共通感染症(ズーノーシス)についてはこちらをご覧ください。







