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人獣共通感染症14. クリプトコッカス症

真菌症(カビの一種)で、通常は土壌中から検出されますが、ハトなどの鳥類の体内を経て糞便となるとその胞子は2年以上も生き続ける感染源となります。免疫が低下しているヒトに発症することが多く、健康な状態のヒトが発症することはほとんどないと言われています。


感染どうぶつ 
犬、猫など
(鳥類は感染しないが、保菌どうぶつとなります)


病原体
クリプトコッカス菌(Cryptococcus neoformans)


感染経路
鳥類の糞に排出された胞子を口や鼻から吸引することで感染します。


症状
ヒト・・・通常は無症状か軽症ですが、症状が出る場合は咳・喀血・胸痛などを起こします。また、髄膜炎は最も頻度の高い症状で、頭痛・嘔吐・発熱といった髄膜炎症状を起します。

どうぶつ・・・ 鳥類は無症状です。犬に比べて猫への感染が多くみられます。呼吸器に感染すると鼻水・くしゃみ・肺炎などの症状を起し、皮膚に感染すると潰瘍や腫瘍に似た病変になります。目への感染は失明の恐れがあり、中枢神経が冒されると麻痺やケイレン・意識障害などの症状を起こすこともあります。


治療
抗真菌剤の投与など。


予防
免疫力・体力が落ちたヒトや犬、猫にかかりやすい日和見感染症のひとつなので、そのような場合はハトが集まるような場所に近寄らない、ハトや小鳥の糞はすぐ処理する、どうぶつと食事を口移しで食べないなどの注意が必要です。

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