どうぶつたちを突然の事故から守ろう!(1)
好奇心旺盛などうぶつたちにとって、ヒトとの生活の中には「面白そうなこと」、「おいしそうなもの」がたくさんあります。 ちょっと目を離した隙に思わぬことになってしまい、びっくりすることもあります。「だめじゃないの・・・」と苦笑しているうちはいいのですが、場合によっては取り返しのつかないことにもなりかねません。楽しい時間が一転、大変な事態になってしまうこともあります。十二分の注意を払って、わが子を守っていきましょう!
ヨチヨチ歩きのヒトのお子さんと暮らすお母さんは、わが子を危険から守るため、危ないものに手が届かない所へ置くなどして、愛おしい命を守ろうと一生懸命ですが、どうぶつとの生活も同じです。「何をしでかすのか分からない」と思い、ご注意いただくくらいがちょうど良いのです。「まさか!」と驚くようなことも日常茶飯事に起こります。お散歩のとき、お留守番のとき・・・どんな場面においても、どうぶつたちを守るの飼い主様なのです。
どうぶつたちをこのような事故から守るため、日頃から飼い主様に心がけていただきたいことがあります。名前を呼んだら、わが子が振り向くように教えてあげましょう。
名前を呼んで振り向いたら、うんと褒めてあげます。このこと繰り返すことで、「飼い主様の声にはとにかく反応する」と習慣付けることができます。遊びたい方向へ一目散に走りぬけようとしているどうぶつの注目を引き付けるのは、なかなか難しいのですが、根気強くがんばりましょう。ともに楽しい時間を過ごし、魅力的な飼い主さんとどうぶつの目に映るよう、努力を重ねましょう。
どうぶつたちに多い事故
・高い所からの落下
抱っこをしている時にどうぶつを落としてしまったり、ベランダで遊んでいると安心している隙に落ちてしまっていた、など高い所からの落下事故はよく見られます。
抱っこをする方もされる方も、飼い始めのころは、飼い主様もどうぶつも慣れないものです。抱っこをするときは、どうぶつが急にすり抜けても安心な状態、床に座って、ソファに座って、などできるだけ安定した状態で抱くようにします。また、抱き方は、お尻をしっかりと支え、前足の付け根あたりを優しく包むようにしてあげましょう。嫌がっているのに無理をして抱っこをするのは危険ですから避けましょう。お出かけ時など、「早く抱いて移動させなくては!」と、焦ってしまうことがありますが、時間のないときほどゆったりと落ち着いているようにどうぶつの目に映るようにすることが必要です。なお、優しく声をかけながら、バスタオルなどでふんわりと包むとどうぶつが安心することがあります。
どうぶつをベランダや窓の近くなどで遊ばせているときは、周囲に危険なところがあるのではないか、常に心の中でチェックをしましょう。「まさかこんな所をすり抜けられる訳はない」と思うところでも油断はできません。植木鉢と植木鉢の間や少し開けておいた窓など要注意です。
・交通事故
どうぶつが骨折を負う原因の多くは交通事故によるものです。日頃、どんなに落ち着いたどうぶつであっても、工事の音など突然の大きな音にパニックを起こしてしまったり、動くものやほかの動物に突然反応をしてしまったりして、思わぬ行動を取ることもあります。お散歩のときには必ずリードをつけるようにしましょう。
ワンちゃんの場合、お散歩時に起こる交通事故が多く見られます。常日頃から車が来たときには道路の端に寄る癖をつけましょう。歩道のない道で車の気配がしたときには、リードをコントロールしながら道路の端により、「ストップ」と声をかけます。飼い主様が止まる気配に気付きワンちゃんが止まったら、うんと褒めてあげます。これを繰り返すことで、「車が来たら端に寄り、車が通りすぎるのを待つ」という習慣をつけましょう。また、車道を渡るときには「スワレ」と指示をだし、いったん座らせ、状況を把握して青信号や車がきていないときには、「よし」と許可を出してから渡るようにしましょう。
ワンちゃんがぐいぐいリードを引っ張って好きな方向へ行こうとしても、飼い主様はがんとして動かないようにすることで、ワンちゃんが飼い主様のもとへ寄ってくる癖をつけます。寄ってきたら明るい声で褒めてあげましょう。また、ワンちゃんが飼い主さんの隣を歩いているときには褒めてあげることで、どうような歩き方が望ましいかワンちゃんに教えてあげましょう。
駐車場での事故にも注意しましょう。突然大きな音がして、どうぶつが驚いてパニックを起こしてしまうことがあります。車から出るときにはキャリーケースに入れたり、リードを付けた状態で出るようにしましょう。
ネコちゃんの交通事故も大変多くみられます。ネコちゃんは狩人としての習性から、物陰にじっと身を潜めて、一気に飛び出しますが、飛び出したら引き返すことをせず、まっすぐと一目散に進んでしまいます。こんなネコちゃんを交通事故から守るためには、何といってもお家の中で飼うことです。
交通事故によるケガには、タイヤなどに轢かれて負う傷や骨折など、また内臓に損傷を負ってしまっていることも多く、他にも脱臼や打撲などいろいろなものがあります。外見的には平気そうであっても、内臓や脳などに損傷をうけていることもありますので、どんなに元気そうであっても、大事をとって動物病院さんを受診することが重要です。







