耳血腫 <犬>
目に見える耳の部分を耳介といい、耳介は皮膚と耳介軟骨から形成されています。耳血腫は、耳介内の血管が何らかの原因で破れたために、皮膚と耳介軟骨の間に血液などが溜まって耳介が膨れてしまった状態をいいます。

【原因】
外耳炎による痒みなどから耳を引っかいたり、頭を激しく振ったりすることで、耳介に物理的刺激が加わることで発症することが多いといわれています。
【症状】
多くの場合、耳介部に腫れがみられ、外耳炎を伴うことが多いことから後足で耳を引っかいたり、頭を激しく振ったりする仕草が見られます。
【治療】
注射器で耳介に溜まった血様液を抜く場合や、外科的に膨れている部分を切開し、再度血様液が溜まらないように縫合する治療法もあります。外耳炎を伴う場合は、耳血腫を引き起こす原因となっている耳の痒みをなくす治療も行う必要があります。
【予防】
外耳炎が原因となる場合が多いので、日頃からのこまめな耳の観察が大切です。耳垢の量や色、耳の臭いをチェックし、また耳介が腫れているなどの異常がみられた場合は早めにかかりつけの動物病院さんに通院しましょう。(『外耳炎』もご参照ください)
耳血腫は体質によっては、再発を繰り返し、治療として手術を行うことが多い病気です。
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