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シーズーちゃんの口の中に赤くただれているような部位がありました。飼い主さんは、口内炎かなと思ったそうですが、念のためとご来院いただきました。それが、実は悪性腫瘍(いわゆるガン)で、骨にも広がってしまう可能性があるため、顎ごと切除するという手術を受けていただくことになりました。
手術後、痛みからかずっと鳴きながらうずくまっていました。鎮痛剤もあんまり効いていないようで、私はほとんどただ見守るだけ。痛みが去っていくのを祈るような気持ちでいました。術後2日目、朝一番に様子を見に行ったら、元気そうな顔で何もなかったかのように立っています。ほっとすると同時に、いつもの事ながら、その生き抜く力に感動を覚えました。
顎を取ってしまったのですから、多少なりとも顔の変形があります。しかし、それを気にするのは人間だけ。本人は、いつも出っ放しになってしまった舌を上手に使って、顎がなくても一生懸命ご飯を食べています。生きることにとても前向きです。
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