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「プライベートドクターを持つということ」(寺下謙三著 同友館)という本を読んだ。寺下先生は、もともと人間のお医者さんで東大の高度医療の現場や、研究などをされていた方だ。その経験から、普段健康な時から先生とコミュニケーションをとっておくことの重要性を唱え「主侍医(プライベートドクター)制度」とそれをささえる「専門医ネットワーク」の構築を提言、そして実行されている。 普段から自分の、そして家族の健康を自分の責任で守り促進し、そして万が一の場合には最高の医療を受ける。それが、最善の医療サービスのあり方である。しかし、現状は、健康は失ってから始めて気が付き、初対面のドクターの診察を受け、緊急性・重度性が高ければ、なんの信頼関係も構築できないままに手術を受ける事もある。とにかく、よく分からないままにドクターを信じるしかないのだ。
獣医業界は、分業が遅れているが、逆にそれゆえ理想とする医療のあり方に近づくことが出来るのではないかと思う。普段からワクチン接種やフィラリアコントロール、健康診断などでぜひかかりつけの獣医とコミュニケーションをとっておいて頂きたい。私は、獣医として、そして、いち飼い主として、この仕組みつくりをみんなでしていきたいと思う。どうぶつの笑顔のために。
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