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なんと20歳!で寝たきりですが元気なワンちゃんがいました。毎週、健康チェックを受けにご来院頂いています。飼い主さん夫婦は、とても心優しく熱心な方達で、私はそのご家族が愛犬の命を大切にするその姿にいつも心を打たれていました。寝たきりで身の回りの世話は本当に大変そうです。でも、そのご夫婦はいつも穏やかで、「この子に老いるということを教えてもらっているようです。」とおっしゃておりました。
実は、以前より停留睾丸が腫瘍化しているのを気が付いていたのですが、お伝えしても心配が増えるだけだしどうしようか悩んでいました。でもそれは、私が決めることではありません。元気なうちに手術するという選択もあることをお示しするべきだと思い、それをお伝えしました。
1週間後、
「少しでもこの子が元気に長く生きられるなら」
と術前検査を希望されました。
結局諸事情により手術は見送られたのですが、
「年を重ねてもより健康で過ごしてもらいたい」
それが私の心に残った飼い主さんの思いでした。
私もこの気持ちで診療にあたりたいと思います。
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