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ペットの寿命が延びています。
たとえば、10年前は8才といわれていた寿命が現在では大型犬で10歳、小型犬で12歳くらいではないかといわれています。ちなみに当院の、最高年齢は21歳です。さらに、ペット先進国といわれる欧米では、20歳を上回る犬も多く見られるようで、ヨーロッパでは最長は29歳の記録もあるようです。
日本もそれを追うように、高齢化はまだまだ続いていると考えられています。
高齢化が進んだ理由としては、室内飼いが増えた、フィラリア予防が普及した、ワクチンが普及した、食餌内容が良質になった、医療が発展してきたなどが考えられています。
しかし、病院に勤務する私たちからしたら、若いうちにお亡くなりになるケースもよく見るわけで、飼い主様の意識が向上していることは実感できても寿命が延びていることを実感することはあまりありません。よく、「年だから」と表現されますが、私たち獣医からするとなんらかの「病気」が存在すると捉えることから始めます。「病気」であればなんらかの治療を施すことができます。
例え、原因療法をしてあげることができなくても、対処療法で患者さんの痛みや苦しみを軽減してあげたいと考えます。
老化か病気かの境界線は不明瞭です。でも、「年だから」と自然に任せるのではなく、また積極的な治療で自然に逆らうのでもなく、飼い主さんとその子の生活が最期まで納得のいくものになることを目標にしていけたらと思っています。また、治療だけでなくケア、つまり介護の領域も今後発展する必要を感じます。
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