関連コラム しんまい獣医師奮闘記

〜ぺットの医療訴訟〜
先日、ニュースでペットの医療訴訟について報道していた。最近、増えているという。ペットは、刑法上「モノ」でしかないのだが、最近の東京地方裁判所での裁判では、医療集中部が専門の判事官3名をおいて対応しているという。医療集中部といったら人間の医療裁判を担当しているところだ。動物たちがこんなところでも家族の一員として認められてきている。飼い主としては、当然のことである。

医療過誤の原因は、コミュニケーションの問題だと思う。病院は、基本的に「病気を治す」ところだが、「病気」が発現している状態は、突然で緊急性があり、飼い主と病院との間に、十分なコミュニケーションをとっている余裕がないこともあるのだ。

だから、獣医としては健康なときこそたくさんコミュニケーションをとって、信頼関係を築きたいと思う。医療は、もちろん信頼関係の上になりたつ技術である。信頼関係があれば、きっと医療訴訟にはならない。ひとつの目標を共有する者同士なのだから。
To be continued...
前の号へ コラムトップへ 次の号へ
著者
アニコム健康促進事業部
獣医師 島村麻子
プロフィールへ