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〜小さな命〜
電話をもらった。家族に迎え入れたばかりの、ちいさなシーズーちゃんが亡くなられたとの連絡だった。12月に購入して、なんだか具合が悪く、病院に連れて行ったところ、クリスマスに入院。そのまま治療の甲斐なく、お正月に命を引き取ってしまったとのこと。そして、小学生の娘さんが、その悲しみから立ち直れ ずに冬休みが終わっても学校に行けないと言う。

怒りも叫びもなく、淡々と「この悲しみをどうしていいかわからない。」という悲嘆にくれた様子が言葉ににじむ。私は話を聞いているだけで、胸が詰まってしまい、言葉がでなかった。
そうなのだ。命は、自然の大きな流れの中で、いつまでも「生」という形に留まってくれない。「生」は、儚く、「死」は、永遠だ。それを、頭で分かっていても、ヒトは、治療という手段を持って、自然の摂理に対抗しようとする。その対抗力も、命がもともと持っている「生きよう」とする力の延長にあるのだろう。
それでも、「死」と向かい合う準備は必要だ。また、「死」と直面してしまった時に、永遠となった「死」という命を、「生」である残された命たちが、家族としても、社会としても引き継ぐためには、「死」をそっと悲しむ時間を大事にしたい。
小学生の娘さんの中に生き続けるシーズーちゃんの冥福を祈ります。
To be continued...
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著者
アニコム健康促進事業部
獣医師 島村麻子
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