column ハッピーとらいあんぐる学
Vol.9 [2004.09.30]
診断はつかない。
「悩むのが、当然。」

ある動物病院の院長先生がおっしゃった一言だった。一見、すぐに「診断をつけてくれる」先生は頼もしそうに見えるが、本当は単に勉強していなくていろんな選択肢を思い出せないだけかもしれないというのだ。

「診断をつける。」ということは、確かに容易なことではない。教科書どおりにいくことなんてまずない。勉強すれば勉強するほど、いろんな選択肢を思いつき、そして、「無知の知」を知ることになる。だからといって、悩んでいる先生は、頼りなさそうに見えてしまうこともあるだろう。診断がつかないといつまでも不安になってしまうのも事実である。

医療の現場で、答えは決してひとつではないし、安易に出るものでもない。だから、さまざまな状態を家族も病院もともに把握し、その悩みや苦しみへの対応をともに考えていくことが、どうぶつ医療の目指すハッピーとらいあんぐるなのだと思う。
To be continued...
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著者
アニコム健康促進事業部
獣医師 島村麻子
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