column ハッピーとらいあんぐる学
Vol.2 [2004.06.18]
「内なる自然」
小学生の時に、好きな言葉を聞かれると「自然」と答えていた。理由はよく覚えていないが、「自然」の不思議さや、自らの力が及ばないという神聖さにひかれていたのだと思う。

実は、「身体」が一番身近で一番不思議な「自然」である。生まれたときからずっとお付き合いしている自分の身体なのに、身体の中で何が起きているのか分からない。勝手に頭が痛くなったり、背が伸びたり、眠くなったりする。誰が決めたわけでもないのに、目が大きかったり、足が長かったりする。とても多様性に富んでいる。

この「内なる自然」と上手なお付き合いをするために、医療はあるのだと思う。健康の定義は人それぞれだと思うが、その「内なる自然」への気配りをしているのか?その上で、身体は「自然」であることをもっと認識しておきたい。そして、身体は「自然」であるがゆえ、最終的には無知であり、それに従わざるを得ないことがあることを、どうぶつたちのように、飼い主も獣医師も学ばねばならない時もある。無知の知を一番知っているのは、どうぶつたちかもしれない。
To be continued...
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著者
アニコム健康促進事業部
獣医師 島村麻子
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